わが社では名刺の数もハンパない。
ハンパない?
どういう意味?
半端じゃないから、とても沢山?って意味だったかな。
近頃の言葉はわかりづらいですね。
わたくしが入社して一番にこだわったのは会社のロゴでした。
約三十年前ですが、手書きでマークを作って名刺にしました。
それも箔押し。
そして、次にこだわったのは名刺の『紙』
その頃現場では『はい?』って感じで不思議がられたのが、
『トレーシングペーパー』
16歳の頃からT定規と三角定規で製図を描いていたわたくしとしましてなじみの紙。
まさかの超厚のトレーシングペーパーを名刺に使うとは誰しも思わなかったみたいで、
ハテナマークだったわけです。
厚いと言っても当然透けるので両面印刷は意味がない。
しかし、透けるから面白い。って事で色々やりました。
と、それを覚えていてくれた人がいまして、今回、発注と相成ったわけであります。
中学生の時からの友人で『北岡神社』の宮司さんと、後援会の『祇園會』の会長さん。
今回、再選で決まった会長様が『よし!アレで名刺を作ろう!』と言う事になり
受注いたしました。『トレーシングペーパー名刺』
それも両面刷り!
まずは裏面へ紋章を反転して印刷。
それも機械工さんが泣いて喜ぶような白インク。
何度も機械洗浄しても黒インクが沁み込んでいるから滲んでくるのを究極まで洗浄。
そして印刷。
広げて乾燥で四日くらいかかります。
何で先代…UV印刷機を買ってくれなかったの?と悩んでもしょうがない…
そして、満を持して表面をスミで印刷。
『スミ』とは『黒インク』の事です。
所狭しと工場に広げられる12名分の名刺
しかしながらコチラも乾かない…
とりあえず一週間は乾かしましょう。
UVがまたもや悔やまれる…。
30枚ずつ多めに印刷して分納。
『さしよりこっば使うとってはいよ』と納品してきました。
どんな名刺か見たい方はご来店くださいませ。
是非、何かこんな紙でこんなことできないかなとか悩んでいらっしゃるときはご相談くださいませ。
『紙』で変化をつけましょう。
たくさん紙の中から対応いたします。
印刷のご用命がありましたら、『ひょっこり』お越しくださいませ。