12時をまわりました。

二年前の4月16日のもうすぐですね。

熟睡している真夜中に目が覚めるような凄い地震がありました。

津波警報が出て逃げ惑う熊本市民。

東バイパスは大渋滞で動けなかったらしいですね。

翌朝、小学校の体育館で目の前にある『御飯』をもらえることが出来ずに、

身籠っている長女の為になんとかしようと滅茶苦茶になった台所から、

お米と炊飯器を持ち出し、外でご飯を炊いたのは今では夢だったかのようにさえ思います。

ありがたい金物屋さんや被災しながらも制限して販売してくれた近所のスーパー、

陳列棚から品物が無くなったコンビニと数奇な体験をさせてもらいました。

先日、根室市では震度5の地震が発生したそうで、

千歳にいる次男は大丈夫かなと心配してみるも何の手立てもない事は、

逆に熊本地震の時に次男も腹立たしかったんだろうなと実感いたしました。

先日は貫禄があるお客さんが意外と子どもと同じ世代で若い事にビックリしましたが、

ニュースでは色んな若者の話でもいっぱいです。

19歳の警察官が41歳の先輩の指導に頭にきて後ろから発砲したとか…、悲しい話です。

悪い人から守ってくれはずの警察官が叱責されて耐えきれずの凶行…。

未成年でも拳銃が持てる銃社会が日本の警察だったとは…。

逆に未成年として名前もでずに罪も軽くなるのか?

何を信じれば良いのかわかりませんね。

地震の時にも悪行をはたらく人もいた事に、

悲しい思いを致しましたが、

人間の本質って何なんだろうと考えさせられました。

他にも14年前の殺人事件の犯人が他の暴行事件の犯人の指紋とDNAが一致して捕まったとか…

悪いことをする人はやはり繰り返すのか…。

犯人の父親は『同じ娘を持つ父として心から謝りたい』と言われていました。

いきなりの出来事の複雑な心境を物語っていました。

数年前にも熊本で同じような事がありましたね。

宇土での殺人事件の犯人が十数年後、別の健軍町での殺人事件で捕まって同一犯だったとか…

悪い事をする人が一人でしたと少し胸を撫でおろした事もありました。

あとで聞いた話ですが、実は知人が疑われていたと聞いて、可哀想だったので冤罪は免れたかなと思います。

車種が同一と言うだけでマークされるわけですから恐ろしいですね。

不運としてか言いようがありませんね。

先日、家族で食事に行く時に、車に家内と子どもたちと乗る機会がありましたので話をしました。

近頃はコンビニに入る時に『ごめん下さい』とは言いませんよね。

コンビニの店員さんは自動ドアが開いたり、レジでの仕事の時には『いらっしゃいませ』とは言いますが、

お客としての立場的には、無言で入ってトイレを借りたり、立ち読みしたり…。

その状況はあまりよくないような気がいたしました。

レジで『トイレお借りしていいですか?』とか言うべきかなと。

わたくしはトイレはよほでないかぎりお借りしませんが…。

コンビニに入る時にはやはり無言で入ってしまうような気がします。

ただしお金を支払う時には『これ下さい』とは言いませんが、『千円からいいですか?』とか少しはコミュニケーションをとるようにしています。

特に一万円札の場合は、五千円札や千円札とお釣りを間違えないように大きな声で言います。

また、飲食店やラーメン屋さんなどでは『ごめんください!』とか『こんにちは』とかは言います。チケット制の場合でも渡す時には少し声をかけます。

極力支払いの時にも『ご馳走様でした。美味しかったですよ』と声をかけるようにしています。

中には笑顔で『ありがとうございます。』と言ってくれる店員さんや、

ちょっと驚いたような顔で見られる店員さんもいらっしゃいます。

店員さんもきっと言われ慣れていないんでしょうね。

わたくしも仕入れ先などに買い物に行く時はとりあえず『こんにちは、お邪魔します。黄色い社長です。』と一声はおかけいたします。

近頃の若者と言うと語弊がありますが、そう言ったところの教育がもっと必要なのかもしれませんね。

子どもたちは『たしかにコンビニではおじゃましますとかは言わないな…。でもレジではなるべく声をかけたりするよ』と言っていました。

子どもたちとこういう話をする機会も大事だなとつくづく思いました。

会社やお店等に入る時には『ごめん下さい。お邪魔致します。お尋ねしたいのですが』とかちゃんと言える人間形成がまず必要ですね。

大人の方が見本になれるように頑張りましょう。

若い人を育てるにはまずそういうところから頑張りましょう。

どんなに偉くても、どんなに年上でも、どんなに立場が強くても大切な物を忘れているなら悲しい事ですから。

近頃、敬語で話せない大人の方もいらっしゃいます。

親しみを込めるのと馴れ馴れしいのは紙一重みたいな気がします。

特に電話でのやりとりはビジネスとしては敬語が有効かもしれませんね。

先日は昔からの知人の電話も、そういうたぐいの対応で請け負いきれずに残念な思いをしました…。

わたくしは子どもが四人いますけど、ちゃんと育っているかなぁ…。

熊本地震から二年目の、真夜中に思う事でした。