自転車に乗ってうろつく小学生時代
金峰山が目印で自分の位置関係を確認して自宅に戻っていたように思う。
校区外に遊びに行ってはいけないような校則もあったような気がするが、
白坪校区から段山の『独楽工場』にドキドキしながら行っていた記憶もある。
中学生になると毎週土曜日に友人とビッグウェイの自転車部品・工具のコーナーに見に行き、
ディスカウントにワクワクしながらチェーン切りやスパナなどを購入し、
東バイパスの下りを自動車を追い越すくらいの勢いで走り、帯山の電話塔の登りを一気に駆け上がり、
江津湖で休憩をし帰ってきていた事が思い出だ。
日曜日は朝七時に集合し、本渡までの往復を走って、何食わぬ顔で夜の七時に自宅に戻ったこともある。
厳しい親父に知られたら大目玉を喰らう。だから黙って行くというのが常だった。
当然、ルートは熊本県の地図を見て記憶して走る。フロントバックの見えるところに入れていても、
縮尺が小さいので細かな道までは乗っていないのに、格好つけて入れておくのがお洒落だったような。
真冬の大雪の日にも菊池に行って、山鹿で凍える手を温泉に入って暖めて帰ってきたこともある。
こういう経験をしていると意外と他県でも地図をあまり見らずも、標識やちょっとした勘で目的地に到達することも多かった。
と言う事で自称『マップくん』と言っていた。
しかし、今の都会の高速道路は『カーナビ』なしでは無理だと理解できる。
これからの時代は『ナビくん』を頼らなければ無理だと思う。
しかし、高速道路でもらえる無料の情報誌の裏の地図は今でもドキドキして嬉しく思う。
昨日、三男が免許センターでようやく自動車の普通免許を所得した。
遠いので迎えに行き納品に付き合わせた。
経験が道がどこへ続くのかを教えてくれるが、経験が少ない息子は隣にいる『親父ナビ』が頼りだ。
いきなり初心者マークの車に乗る勇気も大変ではあるが、何事も経験と言う事で運転してもらった。
将来、運転の仕方では危険な凶器となる車を操っていけるか心配ではあるが、見守っていかなければいけない親心も大変だ。
しかし、運転する時にハイテンションな三男でした。
今日も配達に運転していくというが…。
怖い…。
明日への地図の話へと続く。