九月に行われる藤崎宮秋の例大祭に熊工飾馬奉納団より参加してきました。
世の中では神輿を階段から神輿を転がしたり、デカい丸太に跨り斜面を滑り落ちたり、
火の着いた藁を振り回したり、花火を噴射させて火の粉を浴びたり、
男性器や女性器を模したものを信仰したりと色々なお祭りがあります。
熊本のこのお祭りは『加藤清正が文禄・慶長、大坂から無事帰還できたことを神前に感謝し、みずから随兵頭となって兵100名を引き連れて藤崎宮の神幸式に供奉(ぐぶ)したのが起こりと伝えられている。』として長く行われてきた祭りです。
その昔、敬老の日が9月15日だった頃はその日が藤崎宮の例大祭でした。
13日は飾り卸で御樽を頂きに各企業などを回って、お宮参りするという行事もあり、
近隣の小学校ではお休みにして参加するという事もあったようです。
しかしながら時代の流れと共にハッピーマンデーの祝日の施工により、
第三月曜日のお休みの日にしたり、日曜日にしたりと色々な試みでお祭りは進化させてこられたような。
岸和田だんじりも時としてずらして行われているようです。
旧暦ではいつ行われていたのでしょうか?
今年の藤崎宮の秋の例大祭は9月16日に行われました。
わたくしの参加した団体は5時に白川公園に集合致しました。
ОB会会長と団長の挨拶
今回は第二十八番目の奉納。
わたくしは先に行って順番を伝えることにしました。
獅子舞を最初から見たのは初めてかもしれません。
苦手だったですよこれは。横笛が聞こえるとすぐにブロック塀に逃げていました。
日本のお祭りではないような衣装のいで立ち。歴史があるんでしょうね。朝早くから子どもたちは頑張っていました。
鳥居基が一番スタートです。見物客の数も朝が早いと言うのに多いですね。
三番目までの建吉組さんまでが鳥居をくぐって出られます。
あとは両脇から順次合流していきます。昔はこの傘が多かったんですよね。久しぶりに見ました。
7時半にいよいよ熊工飾馬奉納団が参道に入ります。旗持ちの二人が頑張ってくれました。
太鼓とトンチンとラッパの囃子にドーカイドーカイの掛け声で勢子たちが踊ります。
熊本では最大のお祭りです。
馬追い祭と言う事ですが、動物愛護などの視点で散歩させるような祭になっています。
最終地点の元の藤崎宮があった近くの新町では獅子舞がまたもや舞っていました。
午後からの夕随兵の進行行列は二時から逆方向で行われます。サクラマチクマモトを少しだけ通って始発点へ
後輩たちも見つけました。楽しそうです。
午後も威勢良く練り歩きます。
藤崎宮に到着し無事奉納を終えマチナカへ。『覇王』のような黒い馬。
愛光社とは関係がありませんが愛好会。名前が似てると嬉しいですね。
日も暮れて50番台くらいになると電飾が必要になってきます。
カラフルになってきます。
トリを飾るのは『西部連合会』さん
元気そうなお二人でした!
一番後ろを見張りながら歩いておられました。
そして、最後を『奉賛会』さんが清掃しながらのお祭り終了。
初めて最初から最後まで観ました。
皆さん本当にお疲れさまでした。
どうしても馬追と言いながらも静かな祭りになってしまいますね。
昔ほどの荒い祭りではなくなって、女性のヘアースタイルもシンプルに
男性も毅然として凛とした良い祭りにはなっていますが、
昔を見たことがある人からすれば少しおとなしいお祭りになりましたかね。
来年も頑張りましょう。