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2019年(令和元年)10月15日 第99号(9)教 育 講 演 4一般社団法人 全国病児保育協議会ニュース講師:嶋野 重行 先生(盛岡大学短期大学部幼児教育課 教授) 報告者/座長: 伊東 宗行(社会福祉法人 新生会 みちのく療育園 施設長) 本講演で嶋野先生は全国的に保育施設や学校等の教育現場において増加傾向にある「発達障害のある子ども」や「気になる子ども」の理解と支援について、岩手県内の特別支援学校に20数年間勤務後、盛岡大学で保育・教育者の養成に専念されると共に地域の社会福祉、教育行政等にも関わっている経験を基に「気になる子ども」の実態と保育者の具体的な取り組みの実践法を提示されました。特に、先生が作成された幼児期の「気になる」子どもの理解と支援ワークシートの使い方について解説されましたので要約致します。 このワークシ-トは、最初に「気になる子どもチェックリスト」によって対象児の行動を観察し把握した項目を4領域(①トラブル行動②非社会的行動③自閉的行動④多動的行動)に集約し、次いで「支援の自己チェックリスト」によってその対象児に日頃関わっている状況を領域ごとに評価すると共に、親・保護者、関係機関との連携・協働状況を検討することによって支援力を評価し、対象児の発達支援に資するように構成されています。そして、保育者、保護者と情報を共有する「発達障害と保育」座長報告ことの重要性を強調しています。本講演を機会に、このワークシートの活用に取り組まれること、更にその成果について期待しております。 子育て支援の行政施策が多くの仕組みを地域の自治体を介して保育や教育の現場に提示されていますが、この講演内容を参考に個々の児童の特性に応じた適切な日常の保育・教育支援が現場職員と保護者、関係者との協働によって的確な観察と評価に基づいて着実に実践されますよう願います。③生ワクチンは十分な免疫ができれば有効だが、時に複数回の接種でも抗体陰性の場合がある。接種後6週間以上あけて抗体検査で確認し、必要に応じて追加接種を行う④ワクチン接種による免疫抗体は徐々に低下する。不活化ワクチンは基礎免疫終了後10年、生ワクチンは陽転後10 ~ 20年で追加を検討する⑤ワクチンどうしの接種間隔は規定を遵守して実施する(B)ワクチン毎に考慮すること①日本脳炎:日本やアジアでは基礎免疫を欠かせない。養豚場近郊やイノシシ出没地域ではリスクが高い②DPT三種混合ワクチン:中学生以上で抗体値低下により密かな流行が繰り返されている。妊活、婚活の際には1回追加接種が望ましい③麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘の抗体検査:抗体検査で確認し有効な免疫がない場合は追加接種を行う事④HBワクチン:3回接種後1~2か月後の抗体が10mIU/ml以上で免疫獲得とする。以後5年ごとの追加接種実施(C)医療関係者、準医療関係者及び社会生活集団生活上で考慮すべきこと 母子健康手帳で接種歴を確認し、不足分を速やかに追加接種すること。接種が行われていても要点を確認し必要な措置をとることが必要