印刷業で俗にいう仕上げ作業と言うのは、最後の最後に断裁して梱包する作業を言うような気がします。
インターシップやナイストライなどの学生さんを数日間、体験させる時も意外と目からうろこ的に
『へぇ~こうやって本や印刷物って出来上がるんですねぇ~』と意外と感心するお子さんがいらっしゃる。
経験が無いとわからないこともしばしばで印刷会社独自の方法が意外とあって面白い。
わが社の名刺も綺麗な仕上がりですねと褒められたりするのは少しの手間をかけているからかな?
どこも同じようなもんだとは思うけど。
今回は普通の印刷物の仕上げの工程です。
今ではコピーでも良いのでしょうが、ぴしゃっと出来る感じはやはり印刷物ですよ。
コピーだと一枚一枚出来上がっていきますが、わが社ではA4の場合はだいたいに二面付けで印刷いたします。
それを二つに切り分けてさらに縁を落としていきます。
切り忘れないようにと見当の位置を印す線を引くのが一般的ですかね。
そこをザクッと切断です。刃を研いであるものに交換してあるので切れ味最高です。
結局四辺を綺麗に切り揃うわけです。
だからコピーでプリントしたものを揃えても、印刷物の方が綺麗に揃って清々しいのです。
それを昔は手作業で帯留めしていましたが、今は便利な機械があります。
一瞬でキュッと締め付けて綴じてくれます。職人さんは保護の為に一枚紙を挟んだりします。わたくしは大雑把なもので…忘れてました。
それを手作業で梱包します。
百貨店のお姉さま方のようには包めませんでした…。たまにすると感覚が鈍ります。
上に一枚張ってごまかします。
んじゃ納品に行って来ま~す!