熊本では六月に『歳祝い』と称して『厄入り』や『還暦祝い』『古希祝い』などを有志でお祝いする行事があります。
地方で色々な風習があるようですが、熊本では『厄入り』に関しては『前厄』『本厄』『後厄』とあり、
本来ならば数え年での42歳で、年齢的にも人生の転換期だったりして怪我をしたり、病気を患う事があるようなので、みんなで『厄』をからい(背負い)、
災いを軽減してあげようとのお祝いの行事だが、成人式と一緒で数え年ではなく四月からの同年齢でのお祝いとお祓いになっているようです。
『本厄』の歳には『長い物』を贈り物に頂いたり、『還暦祝い』では『赤いちゃんちゃんこ』や『古希祝い』では『紫色のちゃんちゃんこ』を着てお祝いをする。
まぁ長寿の区切りとしてのお祝い事であるように感じる。
ちなみにわたくしが『本厄』の四月一日には『家でご飯を食べてはいけません』との事で、隣の親戚のお宅で『朝食』を食べて仕事に行ったことを思い出しました。
昔は『本厄』のお祝いでご馳走になり、翌年の『厄明け』では皆さんをご招待しての宴をしていたようですが、近年は会費制で本人からも参加費をもらって、翌年はなにもしないという事もあるようです。
とりあえず六月は三回の『歳祝い』の席に参会いたしました。
皆さま健康に留意されお幸せにお過ごしくださいませ。