十八年前に小学校のPTA副会長をしていたころ、校長先生に「部活動の先生を外部指導者に委託できませんか?」との話を頂いた。
東京では学校の先生ではなく、賃金を支払い一般の方に監督やコーチを依頼すると聞いた。その頃は熊本はまだ先生に依存し頼っているのが現状だった。
長男が四年生からサッカー部に入り、次男が四年生から野球部に入った。
病弱だった三男が小学校一年生の時に、公園から遊んで帰る道すがら小学校を通ったら、キッズサッカーのチームが練習を行っていた。
厳しく怒鳴る監督の声が校庭をこだました。
三男に「チームに入ってみないか?」と訊ねたが、首を横に振った。
そらそうだろうな自分であってもあんなに怒鳴られたら怖いもんな…。
翌週にまた通ったら練習が行われていた。
友人がたまたまいて、子どもを預けているとの事で練習風景を見ていたら。
三男が『僕もやってみようかな…』とつぶやいた。
小さい頃から長男の練習にはついてきて、ボールも蹴ったりしていたのでやってみようと決心したのか。
厳しい監督はとても優しい監督でもあった。
めきめき上達する三男。
小学校四年生では転校してしまったものの部活はサッカーを選択し、キャプテンにもなることが出来た。
中学生ではバドミントンを始めて、三年生ではキャプテンを務めてくれた。それもこれも病弱だった三男をキッズサッカーで基礎体力を身につけてくれたからだと思う。
高校では強豪校で副キャプテンを務めた。
先日、そのキッズサッカーの監督から連絡があった。
「小学校の部活がなくなるので、我がチームで小学校四年生からの子どもたちも面倒見ることになりました。」との事だった。
時代の流れですかね。いよいよ熊本も部活からクラブチームへの転換期ですかね。
「そこでチームを登録にするにあたり、山鹿に同じチームの名前が登録してあったので変更することになってしまいました…。」との事で
チームのエンブレムの依頼があった。
当然、喜んでお作り致しました。
三回の打ち合わせでようやく完成。
まだ公表は出来ませんが、監督の想いがこもったマークが出来上がりました。
わが社ではこのクラブチームを応援していきたいと思います。